【日本史】日本史上最も治安が良かった江戸時代。

江戸時代の江戸の人口は、100万人以上いた大都市であった。




江戸時代は日本が世界一清潔であった。

トロイ遺跡の発掘で有名な、ドイツ人のハインリッヒシュリーマンは『日本人が世界で一番清潔な国民であることは議論の余地がない』と言っている。

(渋谷に行ったことはあるが、あの臭いにおいも無かっただろう。)




江戸時代はリサイクル社会だった。

物を大切にする文化であった。

紙の再利用は有名だ。『紙くず買い』という人たちがいて、いらなくなった紙を買い取り、古紙を溶かしてから紙にしていた。
汚れただけの紙なら、ふすまの下張りに再利用された。

ただ、火事の多かったことが欠点だが、再び使えそうな材木には焦げ跡を削り再生してそれを売るなど、再利用していた。

他にも再利用していたものはたくさんある。

江戸時代は、いろいろなアイディアで物を使いきる。

素晴らしい。




水道も世界一で地下水を汲み上げていた。ただ、江戸は埋め立て地が多く、飲料水として使えなかった場所が多い為、川から『上水』を取り入れた。

当時のイギリスのロンドンでは、1日で7時間の給水だけ(週3日)であったが、江戸は一日中、水を使用する事ができた。

水道料金は、町人は年間で約400円(現在のお金で)だった。




江戸時代の子育ては、命の成長や自立を手助けする養育と鍛育が中心だった。

(果たして、現代の知識や学歴に重点を置く教育も悪いことではないと言えるだろうか。)

江戸時代の子育てとして、3歳までに素直な心を育て、6歳までに礼儀正しさを覚えさせ、9歳までに正しい言葉遣い、12歳までに文章をしっかり書く、15歳までに物事の正しい筋道を理解させた。

道徳心を高めることに力を入れていた。

識字率は、江戸時代の中期以降になると80%を超えていた。

当時のロンドンの識字率は10%前後、江戸時代の日本人は驚異的な教育水準であると言うことができる。


さらに、昔の日本は、子供に対して、とても優しい国であり、愛情を持って見守っていた。





江戸時代の治安はどうだったか。

昭和平成の日本より治安が、かなり良かった。


(↑の動画は、昭和平成に日本国内で起こった出来事である。)

江戸時代の年間平均殺人事件数は0件or1件である。



当時の江戸は、約100万人の街だが、実は北町奉行南町奉行の交代制により、15人で警備していた。

地方も治安はかなり良く、全国的に治安が良かった。



日本の治安が最も良い時代だ。

テレビの時代劇では、事件ばかりだが嘘だ。

江戸の牢獄が10年間で一度も使われなかった時期があるという記録がある。
現代の日本で一番多い、『窃盗』すら無かった時期もあったわけだ。


江戸末期頃に日本旅行した西洋人の記録には、旅館の部屋に鍵がなく、貴重品を置くところも鍵がない。

盗まれるのか不安だったが地方に行き、数週間後に帰ってみるとそのまま荷物が置かれたままだったという。


現在の日本も世界と比べると治安は良い。鍵をかけなかった江戸時代はもっと治安が良い時代であっただろう。




テレビの時代劇で、切り捨て御免のシーンがあると思うが、あれは嘘だ。

そもそも武士は好き勝手に一般人を殺していない。

『無礼討ち』という方が正しい。


無礼をされて、それを咎めた武士に謝らず、悪口を吐いたり、武器などで攻撃してきた場合だけ、無礼討ちとして許されていた。


切り捨てた後は、役所に届け出を行わなければならない。

そして、人一人を斬ったということで、20日以上の自宅謹慎を言い渡される。

斬った刀は押収され、無礼な行為とそれに対する証人も必要だった。

証人が見つからなかった場合は、斬首される。

さらに、財産の没収と家の取りつぶしが行われる。


証人が見つからない場合は、自ら切腹する人もいたとの事だ。

刀を抜いたが相手に逃亡された場合は、不名誉という事で処罰の対象だった。


正当防衛の為に行うので、とどめを刺さない。

武士が好き勝手に殺していたわけではない事がわかる。

(戦国時代の虐殺も嘘だが、ここでは語らない。)




拷問に関しては、時代劇の拷問も嘘だ。

拷問は、重犯罪かつ十分な証拠が無いと行うことができない。

拷問は、老中の許可が必要であり、岡っ引きの自己判断で拷問することは出来なかった。




昔の日本人は、とても陽気であった。

1859年に来日した、スイス人のリンダウは、『日本人ほど愉快になりやすい人は、ほとんどいない。どんな冗談でも笑いこける。』と書いている。

(明治時代も日本人が陽気であったという記録がある。)

(室町時代に日本を訪れたザビエルも『日本人は、今までに発見された国民の中で最高であり、親しみやすく、善良で悪意がない』と書いている。)




士農工商は差別的な身分制度ではない。

職業によって区別したものだ。

百姓から町人、足軽や従士など、職業が移動することもあった。

対等なものである。




えた、ひにんにも差別は無かった。

この『えた、ひにん』が身分制度として使われるようになったのは、昭和以降である。
(学校教育の影響だろうか。)




外国の封建制度と日本の封建制度は、全然違うものだ。

江戸時代は、とても明るい時代である。

(現代の日本が昔と変わった理由として、戦後教育の自虐史観の影響だろうか。それともテレビ番組による影響だろうか。ただ、戦後教育の影響がある事は確かだ。)




ちなみに食事は現代のほうが種類は豊富だ。現代のほうが豪華なものを食べているだろう(少し疑問があるわけだが)。
江戸時代の食材は全て天然有機栽培だ。





江戸時代は凄い時代だと個人的に思っている。

何よりも、現代より治安が良いところに魅力を感じる。

今の日本も見習っていくべきところはあるはずだ。


私のアメブロにも書いてある。

「【日本史】日本史上最も治安が良かった江戸時代 明るい時代である 士農工商についても書く」〈http://ameblo.jp/correct-history-of-japan/entry-12076324922.html〉2015年9月24日。