第89回選抜高校野球大会・決勝  大阪勢同士の決勝戦  大阪桐蔭VS履正社

4月1日に第89回選抜高校野球大会勝戦が行われた。

大阪桐蔭VS履正社の史上初の大阪勢同士の決勝戦である。

同じ都道府県同士の決勝戦は、過去に第15回大会の中京商VS東邦商(愛知)、第18回大会の東邦商VS一宮中(愛知)、第20回大会の京都第一商VS京都第二商(京都)、第44回大会の日大桜丘VS日大三(東京)がある。

個人的に、ここ10年間の選抜の中で、最もレベルの高い決勝戦だと感じた。

先攻は大阪桐蔭、後攻は履正社である。







試合内容は違うが、試合の流れは2015年夏(第97回全国高等学校野球選手権大会)の東海大相模VS仙台育英の決勝戦に似ていた。

あの試合は、序盤に先攻の東海大相模がリードし、8回裏に仙台育英が追いつき、9回表に東海大相模が勝ち越すという展開だった。



今年の選抜の決勝は、序盤に先攻の大阪桐蔭がリードし、8回裏に履正社が追いつき、9回表に大阪桐蔭が勝ち越すという展開である。

初回と6回の1番・藤原選手のホームラン、2回表の7番・坂之下選手のホームランで大阪桐蔭が3点リードした。

9回表の2ランホームランが決勝点となり、代打・西島選手の勝負強さは見事である。

8-3で大阪桐蔭が勝ち、選抜2回目の優勝(春夏合わせて6回目の優勝)を達成した。

夏も楽しみだ。

夏は大阪から1校が甲子園に出場するが、大阪から2校出場させてほしい気持ちだ。

素晴らしい試合であった。

両チームに拍手を送りたい。



大阪桐蔭の勝ち上がり

1回戦  11ー0宇部鴻城(山口)

2回戦  11-8静岡(静岡)

準々決勝  4-2東海大福岡(福岡)

準決勝  2-1秀岳館(熊本)

決勝  8-3履正社(大阪)



履正社の勝ち上がり

1回戦  12-5日大三(東京)

2回戦  1-0呉(広島)

準々決勝  8-1盛岡大付(岩手)

準決勝  6-4報徳学園(兵庫)

決勝  3-8大阪桐蔭(大阪)